hiro's football report

国内外、カテゴリー問わなずサッカーのマッチレポート風なものを掲載

【EURO2020】 観戦メモ Group League Day2

Group A ウェールズ vs スイス

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両チームのベース

ウェールズ
  • 4-3-3の布陣
  • 守備時は4-1-4-1で対応。3バックに1トップを当て、残りの4人で中盤を塞ぐ
  • バックパスなどでWGが前に出て、スイスのビルドアップ隊をガッチリ捕まえることも
  • 攻撃時は繋ぐというよりは前線へ放り込んで敵陣侵入を図る
  • その後はサイド(特にジェームズ)のスピードを活かしてクロスを上げる
  • ラムジーは少し前に出て、後方の組み立てはジョー・アレンとジョー・モレルに任せる
スイス
  • 3-4-1-2の布陣
  • 後ろからゆっくりボールを回して伺うスタイル。放り込むことは少なめ
  • ビルドアップ隊は3バック+Wボランチの5人
  • 詰まったら2トップやトップ下がおりてくる。WBは外側固定気味
  • 崩しは幅を取ったWBからのクロスが主
  • 守備時はトップ下が前に出て5-2-3のような形で守る
  • 前の3人で中盤への入口を封鎖して外誘導する(後方が出るので前向き守備ができる)

試合のあらすじ

前半
  • 基本的にスイスがボールを持って、ウェールズが構える
  • 互いにクロスからの攻撃が中心になる
  • ウェールズが構える中盤4枚の外側を利用し始めるスイス
  • そこが気になると広がった隙間に前線の選手が顔を出して縦パスを入れる
  • それを耐えてカウンターに活路を見出すウェールズ
  • 特にジェームズのスピードがすさまじく、左サイドから決定的なクロスが上がる
  • それでも互いに得点は生まれなかった
後半
  • 前から相手を捕まえに行きだしたウェールズ
  • しかしライン間が開くこととトレードオフ。そこをエンボロに切り裂かれる
  • 単独突破して得たCKからスイスが先制
  • その後シャキリを下げてザカリアを入れる。中盤の三角形が逆になる
  • しかし守備時の形も変わるので、中盤に蓋をできず受ける形
  • 70分ごろからウェールズが押し込み始める
  • 攻撃時に2トップまで距離があることも一因。2人で何とかしなきゃいけない状況
  • ウェールズがCKから追いつく
  • 選手交代と布陣変更の難しさを痛感

Group B デンマーク vs フィンランド 

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両チームのベース

デンマーク
  • 4-3-3の布陣
  • 両翼は自由に内外を移動。IHがバランスを取ってサイドを攻略
  • クロスが主な攻撃方法(大きい選手を活かすため)
  • ビルドアップ隊は両CBとアンカーの選手
  • 守備時は縦横圧縮してスペースを削る
  • ボールホルダーを複数人で取り囲み、ボールを奪う
フィンランド
  • 5-3-2の布陣
  • 2トップがアンカーを消し、それ以外の箇所を3センターで見る
  • 5バックは後ろに構えることが多い
  • 攻撃は前線の選手へ放り込む安全志向が優先
  • ボールを持てば3バック+アンカーで前進を図る
  • うまくいかなければIHやWBがヘルプに下がってくる

試合のあらすじ

前半
  • デンマーク人を捕まえる守備をしているので、フィンランドは繋げない
  • 最前線に放り込むも、ケアーやクリステンセンに競り勝てない
  • また、カウンターの芽はディレイニーがことごとく摘んでいた
  • なので、デンマークフィンランドを押し込んでクロス爆撃する形がほとんど
  • ブライスワイトvsライタラのところでデンマークが優位性を保てていた左サイドが活発
  • フィンランドも徐々に慣れてきて、徐々に前へ出る守備をし始める
  • アクシデントがあったものの、両チーム共に強度を維持して試合再開
  • 同点のまま前半が終了
後半
  • 構図としては前半と変わらない形になる
  • フィンランドはカマラを右にもってきて右サイドを応急処置
  • カマラが1対1を制して反転。そこから中盤で繋ぎ、あっという間に左サイドへ
  • プッキを4人で囲うもかわされたため、ウロネンに時間と空間を与えてしまった
  • 精度抜群のクロスから失点。デンマークの守り方のリスク面が出た
  • IHのカマラやロッドは一番負荷高い箇所だったが、疲れてからは前線が中盤に戻るように
  • 85分過ぎからデンマークがパワープレーするも追いつけず

Group B ベルギー vs ロシア

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両チームのベース

ベルギー
  • 3-4-2-1の布陣
  • ポジションを遵守し、ピッチを広く使って攻撃を行う
  • 2シャドーだけはフリーマン
  • リスクある縦パスや、無理な持ち上がりは控えてゆっくり回す安全志向
  • 守備時は5-2-3のブロックを形成して中央を封鎖する
  • 特に最後方の5バック形成が速い
ロシア
  • 4-2-3-1の布陣
  • 守備時は4-4-2のゾーン基調。スライドをきっちりとする
  • ベルギーが広がって攻撃するので、奪ったら戻る前に速攻を刺したい
  • それができないのならジューバに当ててゴロヴィンへ落としてから攻撃開始

試合のあらすじ

前半
  • ポジションを守るベルギー vs ゾーンなロシア
  • 安全志向なので、ゾーンを外すための対角パスや持ち上がりなどが控え目
  • ベルギーがボールを保持してロシアをある程度押し込む形で膠着する
  • その状況でミスから失点してしまったロシア
  • ベルギーは安全志向を続けられるし、ロシアはスライドできる限界時間がある
  • 更に追加点も許し、ロシアにとって辛い展開で前半が終了
後半
  • 後半開始からロシアが3-4-2-1に布陣を変更
  • ピッチを広く使るようになり、各所に人がいるのでボールが繋がりやすくなる
  • 地上から繋ぐ形でロシアが攻勢に出るも、得点が決まらない
  • 疲労も重なり、65分ごろから勢いが落ちる
  • 試合終盤にルカクに決められて試合が決まる