【EURO2020】 観戦メモ Group League Day8
Group E スウェーデン vs スロバキア
両チームのベース
スウェーデン
スロバキア
- 4-4-2の布陣
- 4バック+Wボランチが後ろで回して縦に刺す機会を伺う
- ハーフェーライン付近にブロックを形成して待ち構える
試合のあらすじ
前半
- 互いに前から積極的に奪うわけではないので、ターン制のように攻守が入れ替わる構図になる
- 20分ぐらいからスロバキアは人を掴む守備に変更。後ろが重くなる分、スウェーデンが保持する時間が長くなる
- そこに前へ出ていくことを追加したスロバキア。これで逆に相手を押し込めるようになり、保持する時間が増える
後半
- スウェーデンはボランチの片方とフォシュベリが上下入れ代わるように動く。これでマークを攪乱
- スロバキアはクツカを少し高めに出し、ハムシクが前半同様下りてくる形に。こちらは大きな改善になっていない
- スウェーデンが優位に進める時間が長くなる。PKを決めて先制点を挙げる
- スロバキアは続々と選手を投入。前掛かりなシステムに変更するも追いつけず
Group D クロアチア vs チェコ
両チームのベース
クロアチア
チェコ
- 4-2-3-1の布陣
- 両SBが高く上がり、ボランチの片方が下りる。3-1のような形でビルドアップする
- 4-4-2ブロックを組み、ボールサイドにスライドして人を捕まえる
試合のあらすじ
前半
- クロアチアがゆっくり試合に入ったので、チェコが優位に試合を進める序盤
- チェコの捕まえる守備にビルドアップがままならないクロアチア。モドリッチが低い位置へヘルプすることが目立つ
- クロアチアが中央を固めるので、クロスから攻めることが多くなるチェコ
- プレスに苦しむクロアチア。ビルドアップがいまいちなチェコ。互いのGKが長いボールを入れる回数が多くなる
後半
- ベースは前半と同じだが、寄せの強さやスピードが上がったので、試合の激しさが増す
- 疲労から、徐々にライン間が広がるチェコ。クロアチアの前線がそこに入ってボールを受ける形が増える
- 選手交代によって互いに盛り返し、五分の試合展開に。そのまま引き分ける
Group D イングランド vs スコットランド
両チームのベース
イングランド
- 4-1-2-3の布陣
- SBの上がりは控えめ。4バック+アンカーで前進する
- 前線3トップは裏抜けを狙っている。出せる状況なら後ろから一発で展開する
- 敵陣のときは人を捕まえるハイプレスを敢行。自陣はケインを残して4-1-4-1ブロックで守る
スコットランド
- 3-4-1-2の布陣
- 3バック+Wボランチでビルドアップ。そこから外側に展開してクロスを狙う
- 前の5人は積極的に出ていく守備。後ろは構えるので、ライン間が空きやすい
- ブロックは5-3-2の形。ラインを高くしてコンパクトにする
試合のあらすじ
前半
- 基本的にはイングランドが保持してスコットランドが受ける形
- スコットランドは前で奪えたとしても、イングランドは4バックとアンカーがあまり上がらないのでショートカウンターを仕掛けづらい
- 対するスコットランドはチャンスになるとHVも上がっていく。このあたりリスクヘッジが対照的になっている
- 噛み合わせ的にイングランドの中盤とCBは捕まえられるが、SBは空く。そこを逃げ口にしているのでイングランドはボールを持てている
- また、イングランドのネガトラと戻りが早いので、スコットランドが人数かけて攻める頃には相手も整っている状態に
- スコットランドは後がない状況でのサッカー。翻って、イングランドは初戦でやるようなサッカー
後半
- 互いのやり方は前半とほとんど変わらず。決定的なシーンは少なめ
- 75分くらいからオープンになり、互いにゴールへ迫る回数が増える
- 互いに決まらず。スコアレスで試合が終わる