【EURO2020】 観戦メモ Group League Day6
Group B フィンランド vs ロシア
両チームのベース
フィンランド
- 3-5-2の布陣
- 5-3-2の守備ブロックを自陣に作って対応。攻撃は2トップへのカウンターが主
- 基本的に前節と戦い方を変えていない
ロシア
- 3-5-2の布陣
- ボールを保持し、両WBを高い位置に出してとにかく前に人を送る
- 守備も前から人を捕まえてボールを奪いに行く
- 中央付近でもWBは高い位置で守備をする。自陣撤退になってようやく5バックになる
試合のあらすじ
前半
- 最初からロシアがテンション高く入る。ロシアが保持してフィンランドが受ける形が基本
- ロシアが後ろで回し、サイドを破ってクロスからシュートという形が多い。フィンランドは跳ね返し続ける
- ロシアの前向き意識が高いので、フィンランドは自陣でかわせれば相手ゴールまで迫りやすい
- そのカウンターでサイドからのクロスにポヒャンパロが合わせるも、VARでオフサイド判定をもらいノーゴールに
- とにかく焦って前へ急ぐロシア。意思疎通できなくてパスミスになることが散見される
- 終了間際にロシアが先制点を挙げる。これで急ぐ必要が薄れたので、落ち着いてパスを回せるはず
後半
- 前半と同じ構図。ただ、ロシアがガツガツ前へ行くことは少なくなった
- その分プレスが弱まるので、フィンランドが保持できる時間も。何度かチャンスを作った
- 選手の疲労もあり、その後は五分な展開が続く
- 85分からフィンランドが4-1-4-1に変更。終盤はパワープレーに移行するも追いつけず
Group A トルコ vs ウェールズ
両チームのベース
トルコ
- 4-1-4-1の布陣
- 攻撃時は2CB+Wボランチで回し、縦へ刺す機会を伺う
- 守備は中盤より前が人を捕まえるハイプレスを敢行。4バックは後方で待ち構える
- ユルマズは前からのプレスを扇動するが、プレスバック頻度は低い
ウェールズ
- 4-2-1-3の布陣
- 攻撃時は4バックとWボランチで回す
- 守備時はトップ下を前に出して4-4-2ブロックを形成。制限は緩め
- ジェームズのスピードを活かした左サイドが活発
試合のあらすじ
前半
- 互いの攻守が縦に間延びするやり方なので、前線にボールが入るとゴールまでたどり着くことが多い
- その展開が最後まで続き、前半終了間際にラムジーが2列目から飛び出して先制点を挙げる
- トルコはラインがガタガタだし、ボランチからマークの受け渡しができていなかった
後半
- 前半と同じ構図が続く。時間が経つにつれて疲労から両チームの間延び具合が顕著に
- ベイルが得たPKを自ら蹴るも外してしまう
- 70分くらいから攻勢を強めるトルコだが、戻るだけの体力がないのでカウンターから多くの危機を迎える
- 82分ごろからボランチのアンパドゥが下がって5バック気味で守るウェールズ
- 90分ごろ、倒れた相手を挑発したユルマズ。これがきっかけで両チームがエキサイト。小競り合いが起きる
- ベイルがCKから保持するフリしてトルコゴールに迫る。これに2回連続で引っかかり、ダメ押し弾を決められる
Group A イタリア vs スイス
両チームのベース
イタリア
- 4-3-3の布陣
- 攻撃時はインシーニェが内に絞り、外側にスピナッツォーラが上がる。右SBは上がらないので後方は3バックのような形に
- 敵陣のときは捕まえにいく。自陣は4-1-4-1のブロックを組んで対応。CFは前残り気味
- ボールホルダーを周辺の選手で囲い込む守備。ボールサイドに人が寄る
スイス
- 3-4-1-2の布陣
- 3バック+ボランチの4人でビルドアップ。前進できないと中盤やWBが下りてくる
- 敵陣はトップ下を前に出して5-2-3のような形で人を掴む。自陣は5-2-1-2のブロックで対応
試合のあらすじ
前半
- 試合開始直後はスイスがテンション高く、イタリアはゆっくり試合に入った
- しばらくしてからイタリアもギアがかかり、互いに攻守を繰り返すようになるも決定機は生まれず
- 24分ごろ、キエッリーニが負傷により交代
- スイスのパスミス、イタリアの自陣密集守備により、エンボロにあまりボールが入らない
- イタリアのトランジションが早く、それに屈するスイス
後半
- 前から人を捕まえることを利用され、バックパスで縦に間延びさせてから長いボールをスペースに入れるイタリア
- ベラルディがサイドをエグってスイスがぺったんこ。スペースのある中央にロカテッリが入りミドルが決まる
- その後も縦に伸ばされるスイス。イタリアの3トップが下がって受ける姿が目立つ
- 75分くらいにイタリアが守備寄りの選手交代。ここからスイスが保持し、カウンターするイタリアという構図になる