【EURO2020】 観戦メモ Group League Day5
Group F ハンガリー vs ポルトガル
両チームのベース
ハンガリー
- 3-5-2の布陣
- 守備時は5-3-2のブロックをハーフェーライン付近に形成。前に出て捕まえる意識が高い
- まず2トップにボールを当て、後ろから追い越すように人が前に出ていく。HVが出ていくことも
- 2トップに蹴るのにゴールキックで低い位置に人がいるのは、相手を縦に間延びさせるためだろう
ポルトガル
- 4-2-1-3の布陣
- ロナウドはフリーマン。ジョタがロナウドの動きに合わせて中外を使い分ける
- ビルドアップ隊は2CB+LSB+Wボランチの5人
- 一気にFWの裏へDFがロングボールを出すことも
- ネガトラ時に周囲の人がボールホルダーに寄せて即位奪回を狙う
試合のあらすじ
前半
- 互いにテンション高く入り、10分ごろまではボールが落ち着かない展開
- それ以降はポルトガルが保持し、ハンガリーが受ける形
- サポーターに後押しされ、攻守で前向きなプレーが目立つハンガリー
- なので縦へのズレは作りやすいが、そういう仕組みがポルトガルには少ない
- スペースを探しにフラつくブルーノ・フェルナンデス。前にいる選手の動きに迷うセメド
- SBのオーバーラップは単純で効果的なはずだが、中々飛び出せない状況になっている
後半
- 基本的には前半と同じ構図になる
- 60分ごろからハンガリー中盤の動きが鈍りだす。選手交代で強度を保つ
- クロスとシュートが味方に当たり、失点してしまったハンガリー。続いてPKも決められる
- 引いた相手向きでない、今後戦う相手に有効なスカッドで勝利したポルトガル。今後の自信になる
Group F フランス vs ドイツ
両チームのベース
フランス
- 4-3-3の布陣
- 3トップは中央封鎖の比重が高い。抜けられたら中盤が前に出て対応
- 攻撃時にSBがすぐ上がることはない。片方が上がったらもう片方は後ろで待つリスクテイク
- 4バック+アンカーでビルドアップ。グリーズマンやベンゼマに刺す機会を伺う
- 無理なパスは控えめ。カウンターですぐ攻めることも少ない。かなり慎重に試合を進めている
ドイツ
- 3-4-2-1の布陣
- ビルドアップ隊は3CB+Wボランチの5人
- 裏も狙えるし、下りて受けれる前線。相手が中央を締めたらワイドがあるし、空くのなら前線へ刺せる。理論としては完璧
- そうなるとサイドチェンジできないリュディガー、激しい上下動ができないキミッヒがミスマッチ。Box to Boxのゴレツカもいない
- 守備時は5-2-3でブロックを組む。後方は人を捕まえる意識が高い
試合のあらすじ
前半
- 互いに保持して攻め合う形に。スピードのある展開は少なめ
- ドイツはフランスの中盤より前は動かせてボール前進できる
- しかし、4バックを動かせないので決定的なシーンをあまり作れない
- 3バックだとポジションを守る形になるので、横方向のズレが作りにくい
- これらを踏まえて、対フランスの崩しとして苦しい状況
- フランスもゆっくりとした攻め。フリーマン気味のグリーズマンを経由して左右に揺さぶる
後半
- 前に人を割き、WBとHVをワイド高い位置に出したドイツ。クロスを中心に攻勢に出る
- サイドチェンジのボールもクロースを中心に増える
- ドイツが押す時間が増える。フランスは虎視眈々とカウンターを狙う
- ドイツが前に上がるので、フランスのカウンタースピードが上がる
- ヴォラントはなぜサイドでクロスを上げていたのだろう