【EURO2020】 観戦メモ Group League Day3
Group D イングランド vs クロアチア
両チームのベース
イングランド
- 4-3-3の布陣
- 守備時も同じ形でブロックを形成。即時奪回&相手を挟み込むことを意識
- ビルドアップ隊は両CB+アンカー。前進できないとIHやSBがヘルプに下りる
- 後ろから繋ぐだけでなく、GKやCBが一気に3トップの背後を狙うことも
クロアチア
- 4-3-3の布陣
- 守備時は4-4-2のゾーナル基調。ハーフェーライン付近にブロックを形成
- 攻撃時は速攻が控え目で、後ろからゆっくり繋ぐ形
- ビルドアップ隊は両CB+アンカー+IHの4人。前進できないとIHやSBがヘルプに下りる
- 基本的に相手を押し込みたいチーム
試合のあらすじ
前半
- 試合の前半はイングランドが押して、クロアチアが前で時間を作れない構図になる
- イングランドの即時奪回とロングボールなどが原因。恐らく狙って押し込んでいる
- というのも、クロアチアは押し込みたいし、押し込まれると脆いチームだから
- しかしイングランドのプレスが落ちたことと、ライスを塞がれてからはクロアチアが支配
- しかし点は入らず、スコアレスで折り返す
後半
- 前半と同じことをしてペースを握るクロアチア
- ライスが塞がれたので、フィリップスが下りてヘルプするように
- そのヘルプからの飛び出しで前線に抜け出す。背後を取ったスターリングが先制
- 追いつこうと布陣を4-2-1-3に変えるも、大きな変化を起こせないクロアチア
- そのまま試合は終了
Group D オーストリア vs 北マケドニア
両チームのベース
オーストリア
- 3-5-2の布陣で、アラバをリベロに据える
- ビルドアップ時は3バック+中盤2人、ザビッツァーは左サイドを広範囲に動く
- 両WB(特に左)が外側高い位置に張り出す。WBの後ろをIHやHVが使う
- 敵陣スタートやボールロスト時は人を捕まえるハイプレスを敢行
北マケドニア
- 3-5-2の布陣
- 守備時はブロックをハーフェーライン付近に形成して待ち構える
- ゾーンというよりは人を捕まえる守備
- 即時奪回はあまり狙わず、ある程度相手に前進されることを許容している
- 攻撃時は選手がピッチ目一杯広がる。アリオスキがいる左サイドからの攻撃が中心になる
試合のあらすじ
前半
- 両チームともテンション高く入ってボールが落ち着かない
- しばらくしてからオーストリアが保持して、北マケドニアが受ける形になる
- オーストリアの即時奪回精度が上がり、徐々に押し込むように
- 北マケドニアはポジトラの速さで先手を取るカウンターが強力
- それぞれが点を取る形で前半を折り返す
後半
- 後半も北マケドニアがテンション高く入り、プレス開始位置が少し高くなる
- しばらくするとこれも落ち着き、オーストリアが保持する形に
- オーストリアが攻め込むも、ディミトリエフスキが好セーブを連発
- 相手を押し込めてることと、点が取れてないので、アラバがボランチの位置まで上がることも
- しかしパンデフにつかれてそこまで自由を得られない
- それならばとヒンテレッガーとポジションを入れ替えてザビッツァーと共に左サイドを攻略(恐らく選手主導)
- 時間と空間を作り、アラバから精度抜群のクロスが入って勝ち越し弾が生まれる
Group C オランダ vs ウクライナ
両チームのベース
オランダ
- 3-4-1-2の布陣
- 両WBは高い位置に張り出し、3バック+Wボランチで縦に刺す機会を伺う
- 守備時は5-2-3の布陣で受ける形
- まず5バックが撤退するが、中盤の戻りが遅いので自陣深くまで相手を迎えてしまう
ウクライナ
- 4-1-4-1の布陣
- 守備時は縦横圧縮のブロックを形成。ハイラインを敷く
- 攻撃時はピッチを広く使って、素早いパスで縦横に展開
- スピードのある選手を活かした速攻がメイン
試合のあらすじ
前半
- オランダが保持して、ウクライナが迎え撃つ形が基本
- ウクライナのハイライン背後をオランダが取るということも
- トランジションの早さを活かして、20分くらいから浮くラインはもボールを持てるように
- しかし30分過ぎからは再びオランダがボールを持つ形になる
- オランダは即時奪回の仕組みがないので、守備時に自陣深くまで戻ることが頻発
- オランダはゆっくりなボール回しだが、ブロック間に入ることと、そこに出すことがうまい