【EURO2020】 観戦メモ Group League Day4
Group D スコットランド vs チェコ
両チームのベース
スコットランド
- 3-5-2の布陣
- 守備時は前の5人が五角形を形成して中央封鎖。縦横圧縮でラインも高い
- 中盤のスライドが間に合わない場合は後方の選手が縦ズレして対応
- 攻撃時はWBが幅を取るが、ポジトラ時にすぐ上がることは少ない
- 崩しはロバートソンからのクロスが一番威力高い(左サイド中心になる)
- 割と肉弾戦大好き。直線的でパワー溢れる前進がよく見られる
チェコ
- 4-2-3-1の布陣
- 守備時は縦横圧縮してラインも高い。振り向かせないよう寄せも早い
- 攻撃時は片サイド圧縮。ピッチ幅1/3くらいで戦う
- それだけでなく後方が幅を取るので、圧縮と使い分けている
- 特異なことはしてないが、基本を忠実に質高くやるチーム
試合のあらすじ
前半
- 両チームとも縦横圧縮なので、中央付近でスペースがない中試合が進む
- 徐々にスコットランドがボールを保持し、チェコが受ける展開に
- チェコの寄せが早くなり、スコットランドが前進できなくなる
- ここから互角な展開に。膠着気味だったが、チェコがセットプレーの連続から先制
後半
- 開始直後からテンション高く入ったスコットランド。前半同様、左サイドからチャンスを作る
- チェコの寄せが早いので、それを利用してスペースを作れることも
- しかしカウンターから失点してしまうスコットランド
- 互いにスタミナが削れ、オープンな展開になっていく
- それでも寄せる速度を維持しようとしてるチェコ。最後までスコットランドの前進を苦しめた
Group E ポーランド vs スロバキア
両チームのベース
ポーランド
- 4-3-3の布陣
- 攻撃時は左SBが高い位置を取り、左WGが内側に入る。全体として3-1-5-1のような形になる
- レヴァンドフスキが下りる頻度は低め。フィニッシュに専念させたい狙いか
- 守備時はジエリンスキが前に出て4-4-2を形成
- 基本的に攻守に置いて動きが組織されてない上に遅い。隙だらけになっている
スロバキア
- 4-4-2の布陣。2トップは純粋なFWではない
- 攻撃時はピッチ一杯に広がって攻める
- まずは外に開いたハムシクに当ててから、攻撃を開始することが多い
- 守備時は縦横圧縮の4-4-2。ラインと人に付く意識が高い
試合のあらすじ
前半
- ポーランドがボールを握り、カウンターするスロバキアという構図
- ポーランドは戻りが遅いが、スロバキアもハムシクとデュダしかいないから速攻とまではいかない
- 組織的に動くスロバキアと、個人で動くポーランドという印象。攻守に置いて即興が多いポーランドが不利に
後半
- 基本的には前半と同じ形だが、ポーランド選手の動きが鋭くなる(恐らく監督に言われたのだろう)
- 後半開始早々に勢いを持って同点に。しかし個による打開のため、即興が多くてハマらず勝ち越せない
- 60分ごろにアンカーのクリホヴィアクが退場。以降はスロバキアが保持する形に
- CKから勝ち越し弾を決めてそのまま逃げ切った
Group E スペイン vs スウェーデン
両チームのベース
スぺイン
- 4-1-2-3の布陣
- 右サイドはSBが内でWGが外。左サイドはSBが外でWGが内に位置することが多い
- 比較的動きに自由は与えられており、個々人で適切な立ち位置を取る
- ネガトラ時は周囲の選手でボールホルダーを囲いながら戻る
スウェーデン
- 4-4-2の布陣
- ハーフェーライン付近に縦横圧縮のキレイなブロックを敷く。ゾーンディフェンス
- 縦に早いカウンターで得点を狙う
試合のあらすじ
前半
- スペインが保持してスウェーデンが受ける形
- スペインはIHが2トップ脇に入り、サイドからクロスで攻撃することが主
- 大きなボールでサイドチェンジすることは少ない。なのでスウェーデンの走る距離は激増していない
- スウェーデンはカウンターの鋭さがなく、チャンスらしいチャンスは1つだけ
- スペインは惜しいシーンがあるも、全て外れてしまう
後半
- 前半とほとんど同じ展開
- スウェーデンはイサックが一人でゴリゴリ進めて打開する姿が目立つ
- スペインは前線の選手を代えるも、結局最後まで得点を奪えず