【2021 J1 第5話】Wボランチを封鎖せよ!
相手の弱みを突いて戦うんだ!
今日はみんなに守ってもらいたい約束事がある。
約束事ですか。どんな内容なんです?
徳島はボランチを押さえられると厳しい。だから彼らを徹底マークするんだ!責任は取る。それが私の仕事だ。
わかりました。そこが試合のポイントなんだ…頑張らなきゃ!
それ以外は君たちに任せる。よし、今日も勝とう!!
はい!!
本日のミッションは相手ボランチの徹底マーク。つまり、Wボランチを封鎖せよ!ということになります。さぁ、マリノスは踊らされずに任務遂行できるのでしょうか。
みんなでボランチを封鎖する
試合開始のホイッスルが鳴り響きました。選手たちはボスに言われたこと守ろうと必死に走ります。
いつもはマルコスと一緒に突っ込んでたけど、今日はボランチ封鎖だからな。しっかりここでマークすることが肝心だ。
大然がついてるから俺は追いかけていいっぽいな。
こら待て!ボールを奪ってやるぅ!!
大然がボランチを封鎖してるので、マルコスは自由に相手を追い回せる状況。いつもは2人ともピューンと駆け出しているところですが、今日は言いつけがあったのでそれを守ります。これにより、徳島は後ろに下げることを選択。
相手がキーパーまで戻したので、第二フェーズへ以降。大然が前に出る代わりに、今度は皓太がボランチにつきます。
よし、キーパーまで下げたな。次は俺が出ていい番だ。いくぜぇぇぇぇ!!
お、大然が出ていったか。じゃあ今度は俺が上がってボランチを封鎖しなきゃな。
うーん…解放されたと思ったら、今度は別の選手がつくか。どうしたものか…
扇原も小西につき、徹底的に封鎖。ボランチだけは空けちゃいけない!そんな強い意志がビシビシと伝わります。
よっしゃ、どこまでも追いかけるぜ!うりゃああぁぁぁ!!
おっ、マルコスいってるね~。俺もどんどん迫っちゃうよ!
マリノスが誇る韋駄天スキンヘッドコンビによる猛襲。これには徳島の選手たちもたじたじ。
はっや!?いやぁ、映像では見てたけどここまでとは…やっぱ見ると感じるとでは違うわ。
うわあぁぁぁ!きついって、速いって!!これ前に蹴るしかないかな…
おっ、相手蹴りそうだな。そうなると後ろがスカスカで危ない。宮代へのマークに切り替えますか
マリノスの勢いに押される徳島選手たち。後ろから繋ごうとしていましたが、リスク回避のため前に大きく蹴り出そうとします。
ボランチ封鎖のため多くの選手が前に出ているマリノス。そこをひっくり返されてしまうと、後ろは人手不足な状態での対応を強いられてしまいます。それを防ぐため、相手の様子をしっかり見ていた皓太が気を利かせて戻ってきました。事件はベンチで起きてるんじゃない、ピッチで起きてるんだ!それを体現したかのようなプレーを見せます。
くっ…近くは全てマークがついてる状態か…出すところがねぇ…仕方ない、前に大きく蹴り出すぞ!
よし、追い込み漁がうまくいった!追い詰められた相手は大きく蹴ってきたぞ。じゃあ、あとは後ろよろしくね。
とうとう繋ぐことを諦めた徳島。ここで奪われたら危ないですしね。リスク回避を優先し、前方へ大きく蹴り出しました。しかし、それこそマリノスが狙っていたこと。待ってました!と言わんばかりに、そのボールを回収します。
みんなありがとう!これこそ狙い通りだな。あとは俺に任せておけ!
こうして相手に蹴らせたボールをチアゴが回収。ボスの言いつけを守り、ボランチを封鎖できたからでしょう。事前の調査が功を奏しましたね。
しかし、万事全てうまくいったわけではありませんでした。特に後半は「相手ボランチ封鎖できません!」という状況も。押される場面もありましたが、何とか無失点で試合を終えることができました。